アフィリエイトは個人が稼ぐ上で非常に魅力的な仕事ですが、決してメリットばかりではありません。
もちろんデメリットもあります。
メリット・デメリットをどういう立場から解釈するか?という視点の違いで多少変わってきますが、デメリットが少ない人というのは、
サラリーマンで、アフィリエイト以外に本業を持っている人、副業程度・お小遣い稼ぎ程度で考えている場合はメリットしかない(デメリットは少ない)と考えて良いと思います。
個人で事業を立ち上げる際に、アフィリエイトを生業とする場合や、本業アフィリエイターを考えている人は、メリットとデメリットについて、しっかりと理解しておく事をおすすめします。
アフィリエイトのメリット
- ASPを通して提携申請すれば、広告主と簡単に提携できます。(ASPの管理画面からクリック操作のみで提携でき、営業がいらない)
- 広告主に代わって、ASPが月々の報酬を振り込んでくれます。
通常、事業を新規で立ち上げる時は、一つの取引先を作るだけで、とても苦労します。いわゆる「営業」が必要になります。
良いWEBサイトを作っても、その時点では、そこに広告を出してくれる人はいません。
もともと、敏腕営業マンが新規事業を立ち上げる場合は、営業のノウハウを知っているから問題ないかもしれませんが、これまで「営業」に関する知識もなく、同業者・広告主との繋がりもなければ、サイトを収益化するのはかなり厳しいです。
いわゆる「職人肌」の人が事業を立ち上げても上手くいかない理由はこのあたりが大きい要因の一つです。
また、広告主を見つけて、提携できたとしても、「未払い問題」が起こる可能性があり、その際は自分で「集金」しなければいけません。
もし、取引先からの支払いが滞ると、問い合わせたり、必要によっては弁護士を雇う必要が出てくる場合もあります。
スモールビジネスを検討している場合、予期できる雑務・予期できない雑務を含めて、大幅にASPが代行してくれます。
個人は、本業(広義のサイト制作)のみに力を注げば良く、
ここが、「アフィリエイト」の非常に魅力的な部分(メリット)と言えると思います。
アフィリエイトのデメリット
- ASPが扱う案件しか扱えない
- 報酬条件を決めるのは広告主(一方的に変更される場合も)
- アフィリエイト広告の中止、一方的な提携解約の可能性
- 同じ案件を扱う人が多く、稼げるジャンルほどその傾向
当たり前の話ですが、ASPが扱う案件(広告主)しか使えません。その制限の中でアフィリエイトを行う必要があります。
もし、ある分野の案件を紹介しようとしても、その案件がない場合は、他の案件で代行する必要が出てきます。
そして、提携条件も広告主が一方的に決められます。アフィリエイターは、その条件に乗るか・乗らないかです。
この部分は、ある意味でメリットでもあります(嫌な仕事はしなくて良い。やるやらないは自分次第です)が、敏腕営業マンであれば、もっと好条件での提携もできたかもしれないと考えるとデメリットと言えます。
そして、良い案件・稼げるジャンルというのは、ライバルが多く、新規参入も常にあるので、独壇場・独占市場を獲得する事は不可能です。
つまり、冒頭でも多少の説明をしていますが、もともとの営業能力がある人にとっては、アフィリエイトのメリットは小さく、デメリットが大きくなります。
ASPを介さずに広告主を見つける事ができる人は、アフィリエイトではない方法で、収益化を考える方が良いと思います。
自分でお客さんをとれる人は、自分にとって良い条件で提携できたり、優れたパートナーをお持ちの方は、アフィリエイトは不向きです。
アフィリエイトの能力がどうこうというよりは、アフィリエイトよりも稼げるビジネスチャンスが、インターネットではなく、「リアル」に転がっているはず!という事ですね。
アフィリエイトは、営業力はない、コネクションもない、そんな人々が副業でお小遣いを稼ぎたいと考えている時に優れたビジネスと言えます。